受験するならどっち?
行政書士VS.社会保険労務士を難易度で比較しよう!
資格試験に挑戦しようとしたとき、一番気になるのは試験の難易度ですよね?
行政書士と社会保険労務士では、取得するのが難しいのはどちらの資格
なのでしょう。
試験の難易度やレベルというのは、正式に発表されているわけではないので、
さまざまなデータから総合的に判断するしかないようです。
難易度の判断基準として挙げられるのは、
①合格率、②合格までの平均学習時間、③試験の内容
というようなポイントになるでしょう。
これら3つのポイントごとに、行政書士&社会保険労務士など法律系国家資格の試験の難易度を比較して検証していくことにします。
●合格率で見る試験の難易度
合格率は平成20年のデータです。
|
合格率 |
難易度 |
司法試験 |
1.5%(※) |
★★★★★ |
司法書士 |
3.4% |
★★★★ |
行政書士 |
6.5% |
★★★ |
社会保険労務士 |
7.5% |
★★★ |
土地家屋調査士 |
8.0% |
★★★ |
不動産鑑定士 |
16.2% |
★★ |
税理士 |
10.1% |
★★ |
宅地建物主任者 |
15.8% |
★ |
※司法試験は平成20年から新試験となったので、
平成19年のデータを参考にしています。
●合格までの平均学習時間で見る難易度
|
平均学習時間 |
難易度 |
司法試験 |
学習時間の目安ナシ |
★★★★★ |
司法書士 |
約3000~4000時間 |
★★★★ |
弁理士 |
約3000~4000時間 |
★★★★ |
税理士 |
約1800~2200時間 |
★★★ |
不動産鑑定士 |
約1500~2000時間 |
★★★ |
土地家屋調査士 |
約1200~1700時間 |
★★★ |
社会保険労務士 |
約800~1000時間 |
★★★ |
行政書士 |
約600~700時間 |
★★ |
宅地建物主任者 |
約200~300時間 |
★ |
●試験の内容で見る難易度
|
試験の内容 |
難易度 |
司法試験 |
筆記(短答&論文)+口述 |
★★★★★ |
司法書士 |
筆記+口述 |
★★★★ |
弁理士 |
筆記(短答&論文)+口述 |
★★★★ |
土地家屋調査士 |
筆記+口述 |
★★★ |
不動産鑑定士 |
筆記(短答&論文) |
★★★ |
行政書士 |
筆記(短答&記述) |
★★★ |
社会保険労務士 |
筆記 |
★★★ |
税理士 |
筆記 |
★★ |
宅地建物主任者 |
筆記 |
★ |
●総合して考えると……
行政書士試験と社会保険労務士試験のふたつだけを比較して考えてみることに
します。
合格率の数字で見ると、行政書士は平均7%前後、社会保険労務士は平均9%
前後ですから、行政書士試験のほうが難易度は高いということになりますね。
しかし、行政書士試験の方が受験者が1万人近くも多いという点と、
年齢や学歴などの受験資格が問われないという点から考えて、
行政書士試験の合格率がより低く出てしまっているということが推測されます。
合格までの平均学習時間を見ると、社会保険労務士の方が200~300時間も多い結果となっています。これは、試験の出題範囲の違いからきているものでしょう。行政書士試験は法令7つ&一般知識なのに対し、社会保険労務士は1科目多い法令8つと一般常識から出題されることになっているからです。
試験の方式から考えると、行政書士試験は短答式に加えて40字で答える記述式の問題が出題されますので、一見すると難易度が高いと思えます。
しかし、社会保険労務士試験の場合、試験の方式は短答式のみですが、
8科目すべてに足きり点が設けられている(すべての科目で基準点を満たして
いなければ不合格になる)、という点では非常に厳しい試験となっています。
これら3つのポイントから総合して、ふたつの資格試験の難易度を考えてみると、若干ですが社会保険労務士試験の方が、難易度が高めであると
推測することができます。
「どちらの資格に挑戦するか」という問題は、個人の適性やワーキングスタイルに対する考え方などにもよるところが大きいと思います。
どちらの資格に挑戦するにしても、ほかの民間資格などに比べて難易度が高い
ということには大差ありませんので、しっかりとした試験対策が必要に
なってくるでしょう。